閉経前期の対策とサポート

概要

閉経前期(ペリメノポーズ)は、閉経に向かう数年間のことです。卵巣が徐々に機能を低下させるため、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が減少し、様々な不快な症状が現れます。ここでは、症状を軽減し、快適に過ごすための方法をまとめました。

主な症状と期間

閉経前期は一般に2〜6年続きます。女性の体は個人差が大きく、以下のような症状が見られることがあります。

  • 月経周期の変化(間隔が短くなる・長くなる、量が増減、飛び月経)
  • 気分の浮き沈み
  • ホットフラッシュ(ほてり)
  • 膣の乾燥
  • 性欲の低下
  • 記憶力・集中力の低下

症状の程度は人それぞれです。薬物療法、医療手技、生活習慣の改善など、さまざまな選択肢があります。

薬物療法

  • 経口避妊薬:エストロゲンとプロゲステロンを含み、月経周期の調整やホットフラッシュ、膣乾燥の緩和に効果があります。米産婦人科学会(ACOG)によると、エストロゲン服用で98%の女性がホットフラッシュを軽減すると報告されています。
  • プロゲスチン療法:喫煙や血栓リスクがある女性は避妊薬が使用できないことがあります。その代わりに合成プロゲステロンであるプロゲスチンを周期的に投与することで、月経の規則化が期待できます(メイヨークリニック)。

子宮内膜アブレーション

極端に多い月経出血に悩む女性は、レーザーや電気エネルギー、熱を用いて子宮内膜を破壊し、出血量を減少させる手術(子宮内膜アブレーション)を選択できます。

生活習慣の改善

  • 定期的な運動:中年期の体重増加抑制、ストレス軽減、血圧低下、筋・骨の強化、睡眠の質向上に役立ちます。ACOGの調査では、運動がホットフラッシュの頻度と強さを低減させることが示されています。
  • カルシウムとビタミンDの摂取:閉経前期から骨密度低下が始まるため、骨粗鬆症予防のために意識的に摂取しましょう。
  • アルコール・カフェインの制限:これらはホットフラッシュを誘発しやすいため、控えることが推奨されます。

留意点

  • 閉経前期でも妊娠は可能です。妊娠を望まない場合は、月経が12か月連続で止まるまで避妊を続けてください。
  • 月経周期の変化は自然なものですが、異常な出血や激しい痛みがある場合は、疾患の可能性を除くために医師に相談しましょう。

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