スポッティングと月経の違い
月経(生理)
月経は月経サイクルの最終段階です。機能が正常な女性は毎月卵子を形成し、体内のホルモンが受精できるように卵子と子宮内膜を準備します。排卵が終わると卵子は受精できず、卵子と子宮内膜は体外へ排出されます。その際に出血する血液が月経、すなわち生理です。
スポッティング(点状出血)
女性は時に少量の出血を経験することがあります。出血量が少なく、タンポンやナプキンが必要ないほどで、ほとんど気付かないこともあります。このような出血は「スポッティング(点状出血)」と呼ばれます。
スポッティングの原因
スポッティングにはさまざまな原因があります。エストロゲンが上昇する中周期に出血することや、初潮が始まった直後や更年期に近づいた際にも見られます。色はピンクや茶色、時には赤色になることもあります。妊娠初期に受精卵が子宮内膜に着床する際に起こる「着床出血」もスポッティングの一種で、ホルモンの変化に伴う正常な現象です。
正常な月経
正常な月経は通常2〜7日続き、出血は鮮やかな赤色です。タンポンやナプキンは2時間ごと程度の頻度で交換することが多く、血液の中に血餅が混じることもあります。出血が非常に多く、1時間に1回以上ナプキンの交換が必要になる場合は、子宮外妊娠や流産の可能性など、重篤な疾患のサインです。また、出血が8日以上続く場合や過剰な出血が続く場合は、ホルモン異常などが考えられます。1サイクル以上続く場合は産婦人科医に相談しましょう。
スポッティングが問題になる場合
多くの場合、スポッティングは無害です。ただし、2〜3日以上続く場合や、数サイクルにわたって中周期に出血が繰り返される場合は産婦人科を受診してください。更年期に入っている方で中周期出血が見られる場合、癌などの重大な疾患の可能性もあるため、速やかに医師に相談することが重要です。
