DHTが原因の脱毛に効く自宅療法

米国皮膚科学会によると、米国の男性の3人に2人が何らかの脱毛を経験し、30歳までに約25%が脱毛します。脱毛の主な原因は、テストステロンの減少とテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることです。DHTによる脱毛は、化学薬品に頼らず自宅で対処できる方法があります。

脱毛の謎を解く

最大の敵を知る

脱毛の原因として最も多く指摘されるのはジヒドロテストステロン(DHT)です。DHTは毛包に対し、毛髪の成長を停止させる指令を出します。しかし、実際にDHTを生成するのは、テストステロンが5α-リダクターゼ(5α‑reductase)タイプIIという酵素によって変換される過程です。テストステロンが減少し始めると、毛包はこの酵素を放出し、結果としてDHTが増加し、脱毛が進行します。

年齢によるホルモン低下以外にも、甲状腺機能亢進症、重金属の蓄積、特定の薬剤などが脱毛を引き起こすことがあります。基礎疾患が疑われる場合は、まず医師に相談し、ホームレメディを始める前に安全性を確認してください。

自然なアプローチで脱毛対策

バランスの取れた食事

新鮮な果物や野菜を豊富に取り入れた食事は、バイオフラボノイドや抗酸化物質が豊富です。また、L-リジン、L-アルギニン、γ-リノレン酸(GLA)といったアミノ酸や必須脂肪酸の摂取も重要です。特にGLAは5α‑リダクターゼタイプIIを抑制する作用があることが研究で示されています。シソ科のボラージュ(ボラジオイル)はGLAを多く含む代表的な食品です。

サワーパルメット抽出物の活用

サワーパルメットの実にはベータ‑シトステロールが含まれ、5α‑リダクターゼに結合してテストステロンからDHTへの変換を阻害します。2006年12月12日付の『Journal of Alternative and Complementary Medicine』に掲載された二重盲検プラセボ対照試験では、23歳から64歳の男性を対象にサワーパルメットを投与した結果、60%の被験者で脱毛の改善が確認されました。

※ワルファリンや他の抗凝固薬を服用中の方は、出血リスクが高まるためサワーパルメットの摂取前に必ず医師に相談してください。

脱毛(抜け毛) - 関連記事