聴覚片頭痛(オーラ付き片頭痛)の診断基準と特徴
聴覚片頭痛(オーラ付き片頭痛)の診断基準
片頭痛患者の約3分の1は、生涯で少なくとも1回はオーラを経験します。オーラは5〜20分で徐々に広がり、最低でも1時間続くことが多く、視覚・感覚・言語の一過性の変化として現れます。国際頭痛学会は、聴覚片頭痛(オーラ付き片頭痛)の診断基準を定めています。
- 診断基準①
患者は少なくとも2回の片頭痛発作を経験し、以下の項目のうち3つ以上を満たす必要があります。
- オーラ症状が少なくとも1つあること。
- オーラ症状が4分以上持続する、またはオーラが連続して4分以上続くこと。
- オーラが1時間を超えて持続しないこと。
- 頭痛がオーラ開始後1時間以上経ってから、またはオーラと同時に発症すること。
- 診断基準②
オーラ症状は、次のうち少なくとも1つの特徴を含む必要があります。
- 両側性の視覚症状(例:光点・ジグザグ線など)。
- 片側性のしびれ・感覚異常。
- 片側性の筋力低下。
- 言語障害(会話が困難になる)。
- 診断基準③
各オーラ症状(視覚、感覚、言語)には、陽性症状と陰性症状が存在します。
- 陽性症状:通常は起こらない異常が「付加」されること。例:しびれ(感覚の陽性)、光点やジグザグ線(視覚の陽性)。
- 陰性症状:本来あるはずの感覚や視覚が「欠如」すること。例:視野欠損(視覚の陰性)、感覚消失(感覚の陰性)、言語が出ない(言語の陰性)。
