症状
クラスター頭痛は、片側の目の周辺に鋭く燃えるような持続的な痛みが現れます。痛みは鼻やこめかみ、額、頬、上顎に広がることもあります。発作が続く間は同じ側に痛みが集中しますが、次回の発作では反対側になることがあります。男性に多く、片頭痛よりも稀です。
約14%の患者は発作前に「オーラ」様の感覚を経験し、慢性型では20%が報告しています。眼瞼の腫れや垂れ、涙、鼻づまりや鼻水、顔面紅潮、過度の発汗も特徴的です。
発作の時間経過
1回の発作は15分から180分続き、最も強い痛みは30分から120分続くことが多いです。1日に1〜8回の発作が起こることがあります。
睡眠中に発作が始まることが多く、就寝後2〜3時間後や早朝に痛みが出るため「目覚まし頭痛」とも呼ばれます。
タイプ
患者の約80%は「発作性クラスター頭痛」で、年に1〜2回の発作が数週間から数か月続きます。残りの20%は「慢性クラスター頭痛」で、発作が一年中続き、発作間の間隔が1か月未満です。
治療法
クラスター頭痛の急性期治療には、以下の薬剤や療法が有効です。
- ステロイド(炎症抑制)
- 抗てんかん薬(例:バルプロ酸、トピラマート)
- 血圧降下薬のベラパミル
- トリプタン系薬剤やエルゴタミン系薬剤(片頭痛治療薬)
- 鼻腔内リドカイン・カプサイシン
- 酸素吸入療法(高流量酸素)
予防策
急性期治療に用いる薬剤の中には、慢性クラスター頭痛の予防にも使用できるものがあります。特にベラパミル、抗てんかん薬、気分安定剤は予防的に効果的です。
重症例では、痛みを引き起こす神経を破壊する外科手術が検討されることもあります。
