Zoll AED Plus と PowerHeart G3 の比較
自動体外式除細動器(AED)とは
自動体外式除細動器(AED)は、心停止状態の患者に対し電気ショックを与える医療機器です。救急隊員や一般の応急処置者が使用できるように設計されており、米国の「心停止生存法」でも連邦施設に設置が義務付けられています。
AED の種類
米国心臓協会は特定の機種を推奨していませんが、市場には多数のメーカーとモデルがあります。代表的なものとして、Cardiac Science 社製の「Powerheart G3」と、Zoll Medical 社製の「Zoll AED Plus」が挙げられます。信頼性や機能は機種によって大きく異なります。
Powerheart G3(自動式)
Powerheart G3 の自動式モデルは、ボタンを押すことなく心拍リズムを解析し、必要なときに自動でショックを行います。ショック時にはディスプレイと音声で「離れてください」と指示し、救助者の安全も確保します。7 年間の保証と、バッテリーが 4 年間正常に作動する保証が付いています。
Powerheart G3(半自動式)
半自動式モデルは、ショックを与える際にユーザーがボタンを押す必要があります。ただし、機器は毎日自己診断を行い、ソフトウェア、パッド、バッテリーなどの状態をチェックします。また、週に一度は内部回路の部分充電を、月に一度はフル充電を自動で行い、常に最大性能を保ちます。
Zoll AED Plus の FDA リコール
Zoll AED Plus は、2009 年 2 月に米国食品医薬品局(FDA)からクラス I のリコール対象となりました。半自動式機種で、ショックエネルギーが供給されず、電撃が行えない事例が報告されたためです。
このリコールに伴い、メーカーはバッテリーを 3 年ごとに交換し、最新のソフトウェアをダウンロードするよう利用者に通知しています。
