心筋梗塞の治療法とは?
初期対応
胸痛、吐き気、顎・肩・腕・背中の痛みなどが見られたら、すぐに救急車を呼びましょう。アスピリンを1錠服用すると血栓の形成を抑制できます。既往症でニトログリセリンが処方されている場合は指示通りに使用してください。意識を失った場合は心肺蘇生(CPR)を開始します。
心肺蘇生(CPR)
意識がない方に対し、口対口換気と胸骨圧迫を同時に行います。CPRの方法が分からない場合は、胸骨圧迫だけでも構いません。1分間に100回のペースで圧迫し、米国心臓協会(AHA)のガイドラインに沿って実施してください。
薬物療法
救急病院に到着し心筋梗塞と診断されたら、以下の薬が投与されます。
- 血栓溶解薬:発症から1時間以内に投与すると血栓を溶かし、心筋のダメージを抑えます。
- 鎮痛薬、ベータ遮断薬(心拍数と血圧を低下させる)
- ヘパリンなどの抗凝固薬、プラビックスなどの抗血小板薬
血管形成術(アンジオプラスティ)とステント留置
バルーンカテーテルを用いて閉塞した冠動脈を拡張し、血流を回復させます。重度の狭窄には、ステント(網目状の金属製デバイス)を留置し、再閉塞しにくいよう薬剤コーティングされたものもあります。
冠動脈バイパス術(CABG)
心筋梗塞後に、閉塞した冠動脈を迂回するために、胸や脚の静脈や動脈を移植します。これにより血流が再び確保されます。
