ジゴキシンの化学構造と特性
ジゴキシンは心房細動、心室細動、頻脈などの心疾患の治療に用いられる強心薬です。非常に複雑な有機化合物です。
化学式
ジゴキシンの化学式は C41H64O14 で、分子量は約 781 g/mol です。参考までに、水の分子量は 18 g/mol です。
構造
ジゴキシンは有機環が多数結合した構造を持ちます。具体的には、6 炭素からなるベンジル環が 3 個、5 炭素からなるペンチル環が 1 個、さらに炭素と酸素からなる 4 個の環が連結しています。
作用機序
ジゴキシンは心臓グリコシド(糖を含む化合物)で、ナトリウム(Na)とカリウム(K)のイオン濃度を調整することで心拍リズムを安定させます。
由来
ジゴキシンはデジタリス属(ジギタリス)の多年草から抽出されます。デジタリス属は約 20 種類あり、ジゴキシンはその中の一つの心臓グリコシドです。1776 年には、近代医学の先駆者がデジタリスが血液循環を促進することを確認しました。
代謝と排泄の違い
多くのデジタリス系薬は肝臓で代謝されますが、ジゴキシンは主に腎臓で代謝され、尿中に排泄されます。医師は患者の心疾患の種類や既往歴、肝機能などを考慮して、適切なデジタリス系薬を選択します。
