第二度房室ブロック(Mobitz I・II)の原因と対策
第二度房室ブロックとは
心臓は上部の心房と下部の心室の二つの部屋で構成され、電気信号は心房から心室へと伝わります。この伝導が不規則になると「第二度房室ブロック(AVブロック)」が発生します。ブロックは主にMobitz I(ウィルキンソン‐ヘンリー型)とMobitz II(ヘイスティングス型)の二種類に分けられます。
主な原因
心筋梗塞
心筋梗塞後に第二度ブロックが起こることがあります。Mobitz I では、心房から心室への信号伝達間隔が徐々に長くなり、最終的に停止します。このタイプは致死的ではなく、自然に回復することが多いです。一方、Mobitz II は突然信号が途絶えるため、自然回復が期待できず、致命的になることもあります。通常、ペースメーカーの装着が必要です。
薬剤の使用
特定の心臓薬がブロックを引き起こすことがあります。β遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、ジギタリスなどが代表的です。特にMobitz II はこれらの薬剤使用により発症しやすいとされています。
疾患
以下の疾患が第二度ブロックのリスクを高めます。
- ライム病(ダニに刺されて感染)
- 心筋症(心筋の構造異常)
- Lev病・Lenegre病(心臓の伝導系に影響を与える慢性疾患)
これらの疾患が心臓の電気伝導路に障害を与えることで、ブロックが発生します。
