症状(種類)

肺動脈が膨らむと、血管が漏れ出したり破裂したりして肺に血液が流れ込みます。その結果、呼吸困難や息切れ、胸痛が現れます。血液が肺にたまると呼吸がさらに苦しくなり、全身の倦怠感や動きにくさを感じることがあります。膨らんだ肺動脈が喉頭神経を圧迫すると、声がかすれることも報告されています。

原因

肺動脈瘤の原因はさまざまです。先天的な肺動脈の奇形が時間とともに血管壁を弱め、瘤が形成されることがあります。また、外科手術や医療処置で肺動脈に損傷が生じた場合、後に瘤ができることもあります。

影響(合併症)

肺動脈瘤は急速に症状が進行することがあります。破裂すると突然の血圧低下や意識喪失、急激な体力低下が起こり、救助を呼ぶ間もなく意識不明になる危険があります。内部出血によりショック状態に陥ることもあります。

診断

肺動脈瘤は他の疾患の検査で胸部X線やCTスキャンを行った際に偶然発見されることがあります。症状と画像所見を照らし合わせ、医師が早期に疑いを持つことが重要です。特に血管壁が極端に弱い場合や出血の兆候がある場合は、迅速な診断が求められます。

治療

症状が軽く、瘤が安定している場合は経過観察が選択されます。出血や漏れが認められる場合は緊急手術で血管を修復する必要があります。血管壁が弱くても破裂していない場合は、ステント留置などで血管壁を補強する治療が検討されます。