心雑音と高血圧について
心雑音と高血圧の基本
心雑音は、心臓が拍動する際に通常聞こえる「ラブ・ダブ」音に加えて、血流が異常に速くなることで生じる「シュー」や「スウィッシュ」といった音が聞こえる状態です。
高血圧は、血圧が持続的に高い状態で、収縮期血圧が140 mmHg以上、拡張期血圧が90 mmHg以上になると診断されます。正常血圧は120/80 mmHg未満です。
症状
心雑音自体は多くの場合自覚症状がなく、患者は自分に雑音があることに気付かないことがほとんどです。場合によっては、心臓に別の問題があるときに不整脈や息切れなどの症状が現れることがあります。
高血圧も同様に、初期段階では自覚症状が少ないです。症状が出るとすれば、頭痛、めまい、鼻血が頻繁になるといったものが挙げられます。
原因
心雑音は「良性(無害)」と「異常」の2種類に分かれます。良性雑音は健康な子どもにしばしばみられ、成長過程で自然に消えることが多いです。異常雑音は先天性心疾患や、成人では弁膜症、感染症、加齢による変性などが原因です。
高血圧の90〜95%は「本態性(一次性)」で、明確な原因はありません。残りの5〜10%は腎臓疾患、アルドステロン症、特定の薬剤(経口避妊薬、鼻炎薬、鎮痛剤など)や違法薬物(コカイン、アンフェタミン)などが原因となる「二次性」高血圧です。
診断
心雑音は聴診器で医師が心音を注意深く聞くことで検出されます。高血圧は血圧計による測定で判定され、20歳以上は最低でも2年に1回は血圧を測定することが推奨されています。
予後と治療
良性心雑音は自然に消えるか、特に治療を必要としません。異常心雑音は原因や重症度に応じて薬物療法や手術が行われます。
高血圧も放置すれば心血管疾患のリスクが高まりますが、薬物療法や食事・運動などの生活習慣改善で十分にコントロール可能です。
