僧帽弁狭窄症の治療法
僧帽弁狭窄症とは
心臓には血液の流れを調整する4つの弁があります。そのうち左心房と左心室をつなぐ僧帽弁が狭くなると、僧帽弁狭窄症となり、血液が十分に流れません。結果として、左心房から左心室への血液供給が阻害され、全身への血流も低下します。
主な症状
- 運動時の倦怠感や体力低下
- 足首や足のむくみ、呼吸困難(特に仰向けや運動時に悪化)
- 心拍の亢進や胸部不快感
- 咳や痰、時に血痰を伴う呼吸器症状
これらの症状は20歳から50歳頃に出現しやすく、活動量が増えるほど悪化します。
治療の目的
症状のコントロールと合併症の予防が中心です。
治療・対策一覧
- 薬物療法:抗凝固薬で血栓形成を防止、利尿薬で肺や体内の余分な水分を排除、ジゴキシンで心房細動を管理します。
- 生活指導:過度な負荷を避け、十分な休養を取ることで疲労感を軽減します。
- 姿勢管理:寝るときは上半身を起こした状態(インクライン)で呼吸を楽にします。
- 呼吸リハビリ:呼吸筋を鍛えるエクササイズで息切れ時の呼吸を助けます。
- 外科的・経皮的処置:弁の修復または置換手術で血流を回復させます。
- バルーン弁形成術(経皮的僧帽弁形成術):脚の静脈からカテーテルを通し、バルーンで弁口を拡張し血流を改善します。
