心臓カテーテル検査:期待できることは?
心臓に関する症状があるとき、負荷試験や心電図、身体検査で心筋や弁、周囲組織の状態を評価します。必要に応じて心臓カテーテル検査が行われ、血管の形状や閉塞部位を直接確認し、心疾患や先天性欠損の診断に役立ちます。
準備
検査の数時間前まで食事を控えます。検査前に血液検査、胸部X線、必要に応じて心電図が実施されます。看護師が脈拍を確認し、カテーテル挿入部位にマークを付けます。その後、手首近くに点滴用の静脈カテーテル(IV)が留置されます。
時間の目安
多くは外来で行われ、午前中に来院して検査を受けます。手技自体は約30分ですが、技術的な問題がある場合は時間が延長することがあります。検査後は最大4時間ベッドで安静にし、午後には退院できることが一般的です。
手順
医師は鼠径部または腕部の毛を処理し、消毒液で清拭します。局所麻酔を投与し、必要に応じて鎮静薬を使用しますが、検査中は意識が保たれます。
小さな切開を行い、カテーテルを静脈から挿入し、動脈の入口まで誘導します。患者に咳や深呼吸を指示することがあります。造影剤がカテーテルを通過すると温かい感覚が生じ、カメラが胸部を回転させて血管を多角的に撮影します。撮影はX線ビデオで記録されます。
術後
カテーテルを抜いた後、止血のために圧迫バンドを装着します。医療スタッフは数時間にわたり血圧・脈拍の測定や穿刺部位の出血確認を行い、麻酔が切れた際の疼痛に対して鎮痛薬を投与します。
安全性
造影剤に対するアレルギー反応はまれで、ほとんどの場合すぐに対処可能です。出血は稀に大きくなることがありますが、一般的には数日で消える軽度のあざが見られます。重度の心疾患患者では血管閉塞が起こり、緊急手術が必要になることがあります。重大な合併症は1,000人あたり4例未満で、心筋梗塞、脳卒中、死亡につながる可能性があります。
