大動脈弁置換手術後の腕の使い方

大動脈弁は左心室と大動脈の間にあり、心筋が拡張したときに血液が逆流しないようにする役割を担っています。この弁が狭くなる(大動脈弁狭窄)と、心臓は血液を送り出すために余計に力を使わなければならなくなります。そのため、多くの場合、弁の置換手術が行われます。

手術後は、通常3〜7日間入院が必要です。退院後は、腕や上半身の動きを制限するよう指示されます。

使用上の注意点

  1. 重いものを持ち上げたり、腕を大きく動かす動作は避けてください。後ろに手を伸ばすことも控え、5〜7ポンド(約2〜3kg)以上の重量は持たないようにしましょう。また、腕を頭上に長時間上げる姿勢も避けてください。

  2. 日常の動作でも注意が必要です。歯磨きの際は優しく行い、ベッドや椅子から起き上がるときは腕を体側に添えて動かし、靴ひもを結ぶときは前かがみになる動作に無理がないか確認してください。切開部に引っ張られるような痛みを感じたら、すぐにその動作を中止しましょう。

  3. リハビリや運動再開のタイミングについては、必ず担当医と相談してください。患者によっては手術後数週間で自動車の運転が可能になることもありますが、再開までに1か月以上かかるケースもあります。鋭い痛みや違和感が生じた場合は、活動を控えて医師に連絡してください。

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