ペースメーカーのバッテリー交換手順と注意点

バッテリー寿命

ペースメーカーのバッテリーは一般的に7〜11年で交換が必要になります。定期的な診察で医師がバッテリー残量を確認し、胸部に当てたトランスデューサでペースメーカー内のコンピュータチップからデータと残量を取得します。

一部の施設では専用のリモートモニタリング機器を使用し、電話回線やインターネット経由で自宅からバッテリー情報を送信できる場合もあります。ただし、多くの医師は年に1回は直接受診することを推奨しています。

バッテリーが低下するとペースメーカーは特定の信号を発し、医師に交換の必要性を通知します。

交換手術の流れ

バッテリー低下が検出されたらすぐに手術が必要になるわけではありません。医師と相談し、スケジュールを立てて手術を受けます。

ペースメーカーは密閉されたリチウム・ヨウ化物電池で構成されているため、バッテリーだけを取り外すことはできません。実際には本体全体を新しいデバイスに交換する手術となります。

この手術は最初の埋込手術に比べて侵襲が少なく、外来で完結できることが多いです。手術当日に退院でき、回復は数日で済みます。

心臓に接続されたリード(電極)は通常は取り外さず、既存のリードを新しいペースメーカーに接続し直すだけです。そのため手術時間は短縮されます。

多くの医師は全身麻酔ではなく局所麻酔と軽い鎮静薬での施術を選択します。意識がある状態で手術を受けることで全身麻酔に伴うリスクを回避し、回復も早くなります。局所麻酔により胸部周辺の感覚はほとんどなく、痛みはほぼ感じません。

リード自体の交換が必要な場合は、最初の埋込手術と同様の手順が必要となり、手術時間と回復期間が長くなります。

ご不明点は担当医にご相談ください。

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