概要

キレート療法は、静脈内に薬剤を投与し、体内の水銀や鉛などの重金属を除去する医療手法です。一部では体内の不純物を排除し、疾患の予防・治療に役立つとされていますが、同時にさまざまなリスクも報告されています。

使用される薬剤

主に合成アミノ酸であるエチレンジアミン四酢酸(EDTA)を用います。医師や代替医療の専門家が投与します。

適応例

心臓病、脳卒中、自閉症などの治療に用いられることがありますが、科学的根拠は限定的です。

治療時間

メイヨークリニックによると、1回のキレート治療は約5分から30分程度です。

主な副作用・リスク

  • 点滴部位の灼熱感、発熱、低血圧、頭痛、吐き気、嘔吐
  • 新しい血球の生成が阻害され、腎障害や腎不全、最悪の場合は急死のリスクがあると報告されています。

専門家の見解

米国食品医薬品局(FDA)はキレート療法を承認しておらず、EDTAに関する警告を出しています。また、米国心臓協会(AHA)も心臓病へのキレート療法を推奨せず、患者に注意を呼び掛けています。