動脈・静脈閉塞の症状と対策
動脈は酸素と栄養を全身に運び、血液が使い切られたら静脈が心臓へ戻します。この循環が止まると、心筋梗塞、脳卒中、肺塞栓症、最悪の場合は死亡につながります。動脈や静脈の閉塞症状を知っていれば、命を救う第一歩となります。
末梢動脈疾患(PAD)
末梢動脈疾患(Peripheral Artery Disease)は、腕や脚の動脈が狭くなったり閉塞したりする病気です。米国心臓協会(AHA)によると、800万人以上が罹患しており、特に脚に多く見られます。血流が減少すると、痛みや歩行困難、潰瘍が生じ、完全に閉塞すると壊死や切断に至ります。
末梢動脈閉塞の症状
- 歩行時の疼痛(間欠性跛行)
- 脚や足のしびれ、脱力感
- 足指・足・脚の潰瘍や創傷
- 脚や足の毛が抜ける、冷たさを感じる
冠状動脈閉塞
心臓の主要な動脈がプラーク(脂肪沈着)で狭くなると冠状動脈疾患(CAD)となります。完全に閉塞すると血流が止まり、心筋梗塞を引き起こします。米国疾病予防管理センター(CDC)によれば、毎年65万人以上がCADで死亡しています。
冠状動脈閉塞の症状
- 胸の痛み(狭心症)や圧迫感
- 胸部、腹部、腕の痛み
- 息切れ、疲労感、めまい、吐き気
- 女性の場合は不眠、消化不良、不安感など非典型的症状
静脈閉塞(深部静脈血栓症)
深部静脈血栓症(DVT)は、主に脚の深部静脈に血栓ができる状態です。血栓が血管から剥がれ肺に流れると、致命的な肺塞栓症を引き起こす恐れがあります。
深部静脈血栓症の症状(脚)
- 脚や足首・足の発赤・温感
- 腫れ(むくみ)
- ふくらはぎの疼痛やけいれん
深部静脈血栓症の症状(腕)
- 腕の腫れと疼痛
- 患部の発赤・温感
肺塞栓症の症状
- 突然の息切れ
- めまい、失神
- 血痰(咳き込みで血が出る)
上記の症状が現れたら、すぐに119に電話して救急搬送を依頼してください。
