うっ血性心不全の症状
うっ血性心不全(Congestive Cardiac Failure、CCF)は、心臓のポンプ機能が低下し、血液が肺や体内に滞留する状態です。症状は個人差が大きく、軽度のものから重度のものまで様々です。早期に症状を把握することは、約500万人が罹患しているこの疾患の管理に重要です。
主な症状
- 肺うっ血による呼吸困難や喘鳴、乾いた咳
- めまい、倦怠感、筋力低下、混乱
- 足首、足、手、腹部のむくみ
症状が現れるタイミングと注意点
軽い運動(階段の上り下りなど)で息切れを感じたら、うっ血性心不全の初期サインかもしれません。病状が進行すると、服を着替えるだけでも息切れし、横になっているだけでも呼吸困難が起こります。
症状の分類(NYHA分類)
- クラスⅠ:日常生活に支障がなく、息切れや疲労を感じない。
- クラスⅡ:軽い身体活動で息切れや疲労が出るが、通常の活動は可能。
- クラスⅢ:日常的な軽い活動でも息切れや疲労が顕著になる。
- クラスⅣ:安静時でも症状があり、身体活動はほぼ不可能。
誤解されがちな点
高血圧はうっ血性心不全の主要な原因の一つですが、症状が現れることはほとんどありません。「高血圧は不安や不眠を伴う」と考えるのは誤りです。また、血圧は中年以降に測定すればよいという考えも間違いで、子どもの頃から高血圧が見られることもあり、心疾患リスクが高まります。
医師に相談すべきタイミング
以下の症状が出たら速やかに医師に連絡してください。
- 激しい息切れ、失神、めまい
- 手足や腹部のむくみ、1日で2~3ポンド(約0.9~1.4kg)増加する体重
- 睡眠障害や食欲不振
胸の激しい圧迫感、失神、心拍の急速・不規則な変化がある場合は、すぐに救急外来へ向かってください。
