心臓病の歴史
心臓病は心臓そのもの、または心臓へ血液を供給する血管に異常が生じる疾患で、心血管疾患の一部です。高血圧や高コレステロール、喫煙、肥満、糖尿病、運動不足などが主なリスク要因とされています。
古代
古代エジプトの遺物から、心臓が知恵と人格の中心と考えられていたことが分かります。しかし、当時の人々が実際に心臓病に罹患していた証拠はほとんどありません。
中世
中世ヨーロッパでも心臓病の症例は稀で、自然な食生活(炭水化物や脂肪が少ない)と日常的な肉体労働が主な要因と考えられます。
産業革命期
自動車や家電の普及により身体活動が減少し、脂肪分の高い加工食品が容易に手に入るようになった結果、20世紀中頃に心臓病の罹患率が急増しました。世界保健機関はかつて心臓病を「世界最大の疫病」と宣言しました。
近代
1948年に開始されたフラミンガム心臓研究により、心臓病の主要リスク因子が体系的に特定されました。30〜62歳の健康な参加者を長期追跡し、生活習慣と疾病の関係を明らかにしました。
現在の取り組み
座りがちな生活様式と高脂肪食は依然として課題ですが、心臓病学は急速に発展しています。コレステロールと脂肪分の少ない食事、定期的な運動は予防に極めて有効です。
