ブルガダ症候群の治療と管理

ブルガダ症候群は遺伝性の心疾患で、心室の電気的活動が乱れ、不整脈や突然死のリスクを伴います。症状が出にくく、本人が気付かないことも多いため、早期発見と適切な治療が重要です。心拍に異常を感じたら、速やかに循環器専門医を受診してください。

ブルガダ症候群とは

この症候群は心室の電気伝導が障害され、正常な心拍リズムが保てなくなります。主に遺伝的要因が関与しますが、特定の薬剤、コカイン使用、電解質異常などでも発症することがあります。米国メイヨークリニックによれば、成人や思春期の若者に多く診断されます。

主な症状

最も典型的な兆候は不整脈による心拍の乱れです。他の心疾患と類似した症状を示すため、胸部不快感や失神が起きた場合は速やかに医療機関を受診し、心電図(ECG)で診断を行います。診断が確定した場合、植込み型除細動器(ICD)の装着が推奨されます。薬物療法だけで不整脈を抑えることは困難です。

植込み型除細動器(ICD)とは

ICDは、致死的な不整脈が検出された際に自動的に電気ショックを与えて心拍を正常化する装置です。心臓内部または心臓近傍に設置され、米国心臓協会(AHA)によれば、突然死のリスクが高い患者に対して有効です。

ICDのリスクと注意点

ICDは正常な心拍でも誤ってショックを与えることがあります。ストレスや激しい運動時に誤作動が起きやすく、特に若年者で報告されています。医師は装置のプログラム調整や、リスクを回避できる生活指導を行います。

合併症と急変時の対応

最大の合併症は突然死です。突然失神や呼吸停止が見られた場合は、直ちに救急医療を要請し、可能であれば心肺蘇生(CPR)を実施してください。胸部圧迫は血流を維持し、生存率を高めます。

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