心臓の繊維骨格の役割とは?
構造的支持
繊維骨格は心臓のフレームとして、形状と安定性を保ち、過度な伸展を防ぎ、各腔室や弁の位置を正しく維持します。
電気的絶縁
心房と心室は繊維骨格によって電気的に分離され、刺激は房室結節とヒス束という特別な経路だけを通ります。これにより収縮のタイミングが正確に保たれます。
弁の固定点
僧帽弁・三尖弁・大動脈弁・肺動脈弁はすべて繊維骨格に付着し、弁葉が過度に動いたり脱出したりしないように支えます。
保護機能
硬い繊維層が心臓を取り囲み、外部からの機械的ストレスや急激な圧・容積変化から心筋を守ります。
心臓構造の維持
腔室、弁、血管、周囲組織の解剖学的関係を保ち、各部位が正しく配列され機能できるようにします。
電気伝導の一部
主に絶縁体である繊維骨格ですが、房室結節とヒス束はこの骨格内に位置し、心房から心室へ電気信号を伝える重要な伝導路となります。
