大動脈弁狭窄のサインと症状
大動脈弁狭窄は、心臓の大動脈弁が十分に開かず、血流が制限され心臓内圧が上昇する病態です。先天的に生まれつき存在する場合もあれば、成人後に発症することもあります。成人での獲得性狭窄の主な原因はリウマチ熱の合併症とされています(メリーランド大学医療センター)。
症状
- 運動時の息切れや呼吸困難
- 胸部の圧迫感や締め付け感を伴う胸痛(運動で悪化し、胸骨の下で感じる)
- 運動時の失神、めまい、動悸感
- 症状が全く現れない無症状例もある
心不全
適切に治療しない場合、心筋が弱まり心不全に進行します。主な症状は足首や足のむくみ、疲労感、息切れです。また不整脈が出現し、重症例では心停止に至ることもあります(メイヨークリニック)。
小児にみられる所見
小児の大動脈弁狭窄は、年齢相応の体格より小さく、すぐに疲れやすい特徴があります。汗っかき、顔色が青白い、呼吸数が速いといった症状がみられます(メリーランド大学医療センター)。
診断所見
- 心雑音や異常な心音
- 低血圧、脈拍が弱い
- 異常心電図、胸部X線での心拡大
- 診断に用いられる検査:心臓カテーテル検査、心エコー、MRI、負荷心電図
日常の健康診査で医師が聴診器で心音を確認し、異常が疑われた場合に上記の検査で確定診断と重症度評価が行われ、適切な治療が開始されます。
