心不全が影響を及ぼす体のシステムは?

循環器系

心不全は心臓のポンプ機能を低下させ、血液が心臓や血管に滞留します。その結果、息切れ、倦怠感、脚や足、腹部のむくみなどの症状が現れます。長期的には心室拡大や心筋の弱化といった構造変化が起こります。

呼吸器系

心不全に伴う肺うっ血(肺水腫)により、息切れ、喘鳴、咳が生じます。また、慢性の心不全は肺動脈高血圧を引き起こすことがあります。

腎臓系

心不全は腎臓への血流を減少させ、体液貯留や電解質バランスの乱れを招きます。これにより疲労感や脱力感、悪心が悪化し、場合によっては慢性腎不全や腎不全に進行します。

消化器系

心不全は消化管への血流低下を引き起こし、腹痛、吐き気、嘔吐、下痢などの症状が出ます。重症例では栄養吸収不良や体重減少、栄養失調につながります。

肝臓系

心不全による肝うっ血(肝うっ血症)は肝機能障害を招き、黄疸、濃い尿、倦怠感などが見られます。長期的には肝硬変や肝不全のリスクが高まります。

筋骨格系

心不全は全身の筋力低下や倦怠感を引き起こし、日常生活の動作が困難になります。慢性化すると筋萎縮や骨粗鬆症が進行することがあります。

神経系

脳への血流低下により、めまい、立ちくらみ、混乱などが生じます。重症例では脳卒中やその他の神経合併症が起こることがあります。

皮膚系

心不全は皮膚のチアノーゼや浮腫を引き起こし、重症例では皮膚潰瘍や組織壊死に至ることがあります。

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