肺気腫とうっ血性心不全が酸塩基平衡に与える影響とは

肺気腫 (Emphysema)

定義

肺胞が破壊され、肺の弾力性が失われる慢性呼吸器疾患です。

病態生理

肺の弾力性低下と気道抵抗増加により、空気の出入りが妨げられます。その結果、酸素摂取量が減少し、二酸化炭素が体内に蓄積します。

酸塩基平衡への影響

二酸化炭素の蓄積は呼吸性アシドーシスを引き起こし、血液のpHを低下させます。また、代謝性アルカローシスとして重炭酸イオン濃度の低下を伴うことがあります。

うっ血性心不全 (Congestive Heart Failure, CHF)

定義

心臓が体全体に十分な血液を送り出せなくなる状態です。

病態生理

心不全により肺に液体がたまり(肺水腫)、酸素の取り込みが減少し、二酸化炭素が蓄積します。

酸塩基平衡への影響

肺水腫による二酸化炭素の保持は呼吸性アシドーシスを引き起こし、血中pHを低下させます。さらに、重炭酸イオン濃度の低下による代謝性アルカローシスが見られることがあります。

まとめ

肺気腫もうっ血性心不全も、酸素供給の低下と二酸化炭素の蓄積を通じて呼吸性アシドーシスと代謝性アルカローシスを引き起こし、酸塩基平衡の乱れを招きます。

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