C型肝炎治療に期待できるブルーベリーとアボカド
過去10年間で、ブルーベリーの葉とアボカドがC型肝炎の治療に有望であるという報告が増えてきました。臨床試験では、アボカドが肝臓を保護し、ブルーベリーの葉が血流中でウイルスの増殖を抑制する可能性が示されています。感染していても症状が出ないことが多く、食事で予防的に摂取することで肝臓へのダメージを軽減できるかもしれません。
C型肝炎の危険性
医師はC型肝炎を肝硬変や肝臓がん、糖尿病などの二次疾患を引き起こす危険な病気と位置付けています。主な感染経路は、注射針の共有や不適切に消毒されたタトゥー・ピアス機器です。また、1992年以前の輸血や医療従事者が感染血液に触れたこともリスク要因です。
ブルーベリー研究
日本の研究者は、ブルーベリーの葉に含まれる抗酸化物質プロアントシアニジンがC型肝炎ウイルスの複製を阻害することを明らかにしました(2009年、Journal of Biochemistry)。300種以上の植物を比較した結果、ブルーベリーの葉が最も高濃度のプロアントシアニジンを含んでいました。ヒトでの有効性が確認されれば、現在の薬剤に伴う副作用を回避できる可能性があります。
アボカド研究
同じく日本で行われた研究では、アボカドと他21種の果物を肝障害を引き起こす毒素を投与したラットに投与しました。その結果、アボカドは肝臓の損傷を最も高い割合で防止しました(2000年 International Chemical Congress of Pacific Basin Societies)。ヒトでの効果や適切な摂取量はまだ検証中で、食事に取り入れるだけで効果があるのか、濃縮エキスのカプセルが必要かは今後の臨床試験で明らかにされます。
注意点
メイヨークリニックなどの主要医療機関は、現時点でブルーベリー葉エキスやアボカドをC型肝炎の治療法として推奨していません。ヒトを対象とした確実な臨床試験はまだ実施されていません。現在、ハーブ治療で一定の評価を受けているのはミルクシスルだけです。C型肝炎の疑いがある方は、果物や野菜中心のバランスの取れた食事で免疫力を高めることが重要です。
その他の健康効果
ブルーベリーは強力な抗酸化作用があり、葉エキスはヘルペスや大腸菌に対する抗菌効果も期待されています。アボカドは良質な脂肪、タンパク質、必須アミノ酸が豊富で、心血管疾患の予防にも役立ちます。
