時間経過
C型肝炎は慢性化すると、最初の数十年はほとんど症状が現れません。しかし、感染者は自覚症状がなくても他者にウイルスを感染させる可能性があるため、感染リスクがあると思われる場合は検査が推奨されます。
主な後期症状
- 長時間にわたる倦怠感やほぼ常に疲れを感じる。
- 食欲不振、時に嘔吐や吐き気が続く。
- 軽度の発熱が見られることがある。
- 黄疸:皮膚や眼球が黄色くなる。
黄疸のメカニズム
黄疸は疾患そのものではなく、肝臓機能障害の症状です。赤血球が分解される際に生成されるビリルビンという色素が、健康な肝臓で正常に排泄されますが、C型肝炎で肝細胞が損傷するとビリルビンが体内に蓄積し、皮膚や眼球が黄変します。
肝硬変とその影響
ウイルスが進行して肝硬変になると、肝組織は瘢痕化し、正常な肝細胞が減少します。その結果、血液の浄化や老廃物の除去といった肝臓の本来の機能が低下します。C型肝炎と過度のアルコール摂取は肝硬変の主な原因で、完治は望めませんが、薬物療法で進行を抑えることが可能です。重症例では肝移植が必要になることもあります。
専門家の見解(初期症状)
初期段階でも症状はほとんどありませんが、軽い倦怠感や食欲不振、肝臓部位の圧痛、筋肉痛などが報告されます。これらは多くの他疾患と類似しているため、C型肝炎と特定するのは困難です。
