HSV-2に対するIgG抗体の概要と検査
体は免疫グロブリン(抗体)を産生し、細菌やウイルスなどの外来侵入物から防御します。抗体は5つのクラスに分かれ、そのうちIgGは最も多く、長期間体内に残ります。
IgG抗体
IgG抗体は特定の抗原に対して高い特異性を持ち、一次感染後も長期間血中に残ります。そのため、再感染時には即座に病原体を認識し、免疫細胞が速やかに排除します。血液中のIgG抗体の有無は、過去に特定の細菌やウイルスに曝露したかどうかを診断する指標となります。
HSV-2(単純ヘルペスウイルス2型)
HSV-2は性行為や皮膚接触により感染し、性器ヘルペスを引き起こすウイルスです。感染後、ウイルスは神経節に潜伏し、完全に排除されることはありません。IgG抗体が産生されても、免疫システムだけではウイルスを根絶できず、再発や寛解を繰り返すことがあります。
抗体とHSV-2の検査
HSV-2 IgG抗体が陽性であることは、過去にウイルスに感染したことを示します。『Journal of Clinical Microbiology』の研究によれば、陽性と判定された人の75〜90%が自覚症状がなく感染に気付いていません。また、初感染後のIgG抗体が検出可能になる中央値は約13日と報告されています。
