概要

水痘・帯状疱疹の原因ウイルスであるヒトヘルペスウイルス1型(HHV‑1)、別名帯状疱疹ウイルス(VZV)は、アルファヘルペスウイルス亜科に属し、粘膜組織や神経細胞に感染します。

感染部位(同定)

一次感染時、VZVは肺の粘膜組織に侵入し、肺胞上皮細胞(肺胞細胞)やマクロファージなどの白血球に感染します。

特徴

感染が進むとウイルスは血流を通じて全身へ拡散し、皮膚の表皮細胞にも感染します。急性期が終わると、ウイルスは増殖した神経節の神経細胞に潜伏します。

潜伏期間

潜伏したVZVは数年から数十年にわたり神経細胞内に残存します。子どもは水痘にかかりやすいですが、帯状疱疹は成人期以降に発症することが多いです。

再活性化と症状

ウイルスが再活性化すると帯状疱疹を起こし、影響を受けた神経の走行に沿って痛みと水疱を伴う発疹が出現します(Mayo Clinic)。

再潜伏と再発の可能性

帯状疱疹の急性期が治まった後もウイルスは再び神経細胞に潜伏し続けます。完全に体内から排除されることはなく、再発のリスクが残ります。