帯状疱疹後神経痛(PHN)の兆候と症状

帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛(PHN)

帯状疱疹は水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化により起こり、皮膚に発疹と水疱が帯状に現れます。発疹が治まっても神経に残る激しい痛みが続く場合、帯状疱疹後神経痛(PHN)と診断されます。

稀に発疹がほとんど見られない「帯状疱疹無疹型」や、極小の発疹だけのケースもありますが、いずれもPHNのリスクがあります。

発症リスクと年齢層

PHNは特に60歳以上の高齢者に多く見られ、60歳以上で帯状疱疹を発症した人の約半数がPHNを経験します。一方、若年層では約10%が発症します。帯状疱疹ワクチン接種はPHNの予防に有効です。

主な症状

  • 帯状疱疹が起きた神経路に沿った持続的な疼痛(鋭い、焼けるような痛み)
  • 触覚や温度変化に対する過敏性(触れるだけで痛む)
  • かゆみ、しびれ、頭痛

原因と影響

PHNは帯状疱疹発症時に神経が炎症や損傷を受けた結果生じます。炎症を抑えるステロイドの適切な使用は、神経障害のリスクを低減する重要な治療要素です。

治療法

PHNの疼痛は通常の鎮痛剤では十分に緩和できないため、以下の薬剤が用いられます。

  • 処方鎮痛薬(オピオイド)
  • 低用量の三環系抗うつ薬や抗てんかん薬
  • ステロイド剤
  • 局所治療:リドカイン貼付剤、カプサイシンクリーム(刺激が強い場合は使用を中止)

帯状疱疹ワクチンは発症自体とPHNのリスクを大幅に減少させます。予防接種の詳細は医師にご相談ください。

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