起立性低血圧の血圧測定方法
概要
起立性低血圧は高齢者や重症患者における転倒の主な原因です。仰向けの状態から座位、立位へ変える際に血液が下肢に溜まり、心臓への戻りが遅れるとめまいが生じ、転倒リスクが高まります。医師は体位変換ごとの血圧を測定し、診断の材料とします。
必要なもの
- ベッド
- 血圧計(血圧計測器)
- 聴診器
- 紙
- ペン
測定手順
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仰臥位での測定
患者にベッドに仰向けに横たわってもらい、5分間安静にします。血圧はこの状態で安定します。上腕(肘と肩の間)にカフを装着し、カフがしっかりと密着していることを確認します。
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血圧測定の実施
カフの空気を入れるバルブを時計回りに回し、カフを締めます。聴診器のイヤーピースを耳に装着し、胸部チップを肘の内側にある橈骨動脈上に当てます。血圧計のメーターが200 mmHg を示すまで空気を入れ、ゆっくりバルブを開放します。最初に聞こえる心音が収縮期血圧(上の数値)です。音が止まる地点が拡張期血圧(下の数値)となります。例:音が110で始まり、60で止まれば 110/60 mmHg です。結果は紙に記録します。
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座位・立位での測定
患者をベッドの横に座らせ、5分間安静にした後、同様の手順で血圧を測定し記録します。その後、患者に立ち上がってもらい、再度血圧を測定します。仰臥位・座位・立位の3つの数値を比較することで、体位変化に伴う血圧の変動が把握でき、医師の診断に有用な情報が得られます。
