高血圧緊急事態のガイドライン
高血圧(血圧が高い状態)は、慢性的な胸痛、心筋梗塞、脳卒中など重大な疾患のリスクを高めます。放置すると、血圧が急激に上昇し臓器障害を引き起こす「高血圧緊急事態」になることがあります。本稿では、症状・診断・治療のポイントをまとめました。
症状
- 血圧が 220/140 mmHg 以上に達した場合、緊急事態の可能性が高いです。
- 胸痛(狭心症)
- 言葉がはっきりしない、もしくは乱れる(構音障害)
- 夜間頻尿(睡眠中に急に目が覚めてトイレに行く)
- めまい、脱力感、意識混濁
これらの症状が同時に現れたら、直ちに医療機関を受診してください。
診察・検査
- 血圧測定を複数回実施し、変動や最高値を確認します。
- 頭部CTやMRIで脳浮腫や出血の有無を評価。
- 血液検査で腎機能や心筋酵素の異常をチェック。
- 心電図や心エコーで心臓への血流障害を確認。
治療
- 血圧を徐々に下げることが最優先です。経口薬または静脈内投与の降圧薬で、数時間かけて安全な範囲まで低下させます。
- 緊急事態は適切な治療で完全に防げます。高血圧の方は、処方通りに薬を服用し、定期的に血圧を測定しましょう。
- 予防策として、低脂肪・低ナトリウム・低コレステロールの食事、定期的な運動、禁煙、ストレス管理が重要です。
