高血圧が体に与える影響
高血圧(血圧が正常よりも高い状態)は、血液が動脈を通る際に過剰な圧力がかかることで、全身の臓器にさまざまな悪影響を及ぼします。血圧を適切に管理しないと、動脈硬化や臓器障害、最悪の場合は死に至るリスクが高まります。
動脈
高血圧により動脈の細胞が損傷すると、壁が硬く厚くなります。その結果、食事中の脂肪が血管内に蓄積しやすくなり、心臓・脳・腎臓・眼や四肢への血流が阻害されます。
心臓
心臓へ血液と酸素を供給する動脈が高血圧で損傷すると、心臓は酸素不足の中で余計な負荷を受け、筋力が低下します。胸痛や不整脈、心筋梗塞、心不全のリスクが増大します。
脳
脳の血管が高血圧で損傷すると、十分な血液が届かず脳細胞が死滅します。血栓ができやすくなり、脳卒中や認知症の原因となります。
腎臓
腎臓への血管が損傷すると、老廃物を除去する機能が低下し、腎組織が瘢痕化します。その結果、血中に毒素が蓄積し、透析が必要になることがあります。
眼
網膜に血液を供給する血管が高血圧で障害されると、視神経が腫れ出血や血流不足が起こり、視力低下や失明につながります。
動脈瘤
高血圧は血管壁を弱め、膨らみ(動脈瘤)や破裂を引き起こす危険性があります。特に大動脈に発生しやすいですが、体内のどの動脈でも起こり得ます。
