妊娠血液検査が陽性でもhCG値が上がり続けるとどうなる?
妊娠血液検査が陽性の場合のhCGの動き
妊娠血液検査で陽性が出た場合、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)値が下がることは極めて稀です。
hCGとは
hCGは受精後、胎盤が産生するホルモンで、受精後数日で尿や血液中に検出されます。妊娠初期は48〜72時間ごとに約2倍に増加し、急速に上昇します。
上昇後に低下する可能性がある例外的な状況
以下のようなケースでは、hCGが一時的に上昇した後、下降することがあります。
- 流産:妊娠20週未満の自然流産では、染色体異常や子宮異常、感染などが原因となります。流産が起こるとhCGは通常24〜48時間以内に低下し始めます。
- 子宮外妊娠:受精卵が子宮外、主に卵管に着床した状態です。子宮外妊娠は妊娠を継続できないため、薬物療法や手術が必要です。hCGは上昇しますが、正常妊娠ほど急激には増えず、破裂するとさらに低下します。
- 胞状奇胎(モーラ妊娠):受精卵が胎児ではなく異常組織の塊に発育する稀な疾患です。hCG値は非常に高くなることがありますが、組織が子宮から排出されると徐々に低下します。
注意すべき症状
陽性血液検査を受け、hCGが期待通りに上がらない、または下降しているときは、以下の症状があれば速やかに医師の診察を受けてください。
- 膣からの出血または点状出血
- 腹部の痛み
- 激しい吐き気・嘔吐
- 発熱や寒気
- めまい・失神
- 肩や首の痛み(内部出血のサイン)
医師が行う検査と対応
hCGが適切に2倍にならない、あるいは下降が見られる場合、医師は追加検査(超音波検査や血液検査)を実施し、原因を特定して最適な治療法を決定します。
