クッシング症候群とは
副腎は性成熟、ストレス反応、血糖管理など体の重要な機能を調整するホルモンを分泌します。副腎過剰分泌症候群(アドレナリン過分泌症候群)では、これらのホルモンバランスが乱れ、クッシング症候群などの疾患を引き起こします。
原因
クッシング症候群の一因は、副腎に腫瘍(副腎腺腫)ができることです。この腫瘍が過剰にコルチゾールを分泌し、体内の必要量を超えてしまいます。女性に多く、男性の約5倍の頻度で発症します。
主な症状
上半身や首、顔に脂肪が蓄積しやすく、手足は比較的細いという特徴的な体型変化が見られます。また、極度の倦怠感や筋力低下、皮膚が薄くなりやすく、打撲後の治癒が遅くなることがあります。骨密度の低下により、肋骨や脊椎の骨折リスクも高まります。
治療法
原因が副腎過剰分泌症候群である場合、まずは腺腫の除去が行われます。多くは腹腔鏡手術で安全に摘出可能です。手術後は、残存した副腎が正常に機能するまでステロイド薬の補充が必要になることがあります。
留意点
腺腫が副腎組織を大きく損傷している場合、腫瘍だけでなく副腎全体を摘出せざるを得ないことがあります。副腎腺腫は悪性になることは稀で、他臓器への転移リスクは低いです。
