テストステロンの遊離型と結合型の違い
テストステロンは男性の思春期や二次性徴(ひげ、筋肉量、性欲など)の発現に関与するホルモンです。テストステロンには「結合型」と「遊離型」の2種類があります。
結合型テストステロン
結合型テストステロンはグロブリンやタンパク質などの分子に結合した状態です。結合すると構造が変化し受容体に結合できず、活性を示さないため体内で排泄されます。
遊離型テストステロン
遊離型テストステロンは血液中に単独で存在し、体がすぐに利用できる形です。最も活性が高く、男性の正常範囲は 700〜900 ng/dL とされています。
テストステロンの産生
男性では約95%が精巣で、残りは副腎で産生されます。女性は卵巣と副腎で産生し、男性に比べ約10倍少ない量です。
誤解されやすい点
テストステロン測定では結合型の値だけでは健康状態を判断できません。体が実際に利用できる遊離型の値が重要です。
低下の原因と合併症
精巣の損傷や感染、下垂体の腫瘍などがテストステロンの産生を低下させ、様々な健康問題を引き起こすことがあります。
