更年期の寝汗・頭痛に効く対策まとめ

更年期に入ると、エストロゲンの分泌低下により寝汗や頭痛が現れることがあります。エストロゲンは月経周期や妊娠力を保つ重要なホルモンです。本稿では、これらの症状を和らげるための治療法や生活習慣の工夫をご紹介します。

ホルモン療法

エストロゲンやプロゲストンを含む薬剤は、更年期症状の緩和に広く用いられます。経口錠剤、パッチ、注射、膣用クリームなど、投与方法は様々です。適切な剤量や組み合わせは、血液検査の結果をもとに医師が判断します。

2002年の「Women's Health Initiative」研究では、ホルモン療法が心疾患、乳がん、脳卒中、血栓症のリスクを高める可能性が指摘されています。治療を開始する前に、リスクとベネフィットを医師と十分に相談しましょう。

フィトエストロゲン

大豆製品、ひよこ豆、亜麻仁油、イソフラボンを含むサプリメントなどに含まれるフィトエストロゲンは、体内でエストロゲンと似た働きをします。食事に取り入れることで、寝汗やほてりの緩和が期待できます。ただし、既往歴に生殖器系がんがある方は注意が必要です。

ハーブ療法

冷却作用のあるシラジオ、エルダー、スミレなどのハーブや、肝臓の酸素利用を高めるとされるトウガラシ、タンポポ、何首乌(くろまつり)、イエロードックなどが利用されています。ブラックコホッシュはフィトステロールを多く含み、エストロゲン様作用があるとされています。これらは自然食品店や代替医療の専門家から入手できますが、科学的根拠は十分ではなく、個人差があります。

生活習慣の改善

カフェインの摂取を控え、軽めの衣類を着用し、寝室を涼しく保つことで寝汗を軽減できます。定期的な運動、禁煙、瞑想やヨガは全体的な健康維持に役立ち、頭痛の予防にもつながります。

頭痛への対処法

更年期に多く見られるストレス性頭痛には、アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や、アセトアミノフェンが市販薬として使用されます。頭痛が強い場合は、医師に相談し、処方薬の選択肢を検討してください。

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