コルチゾールレベル:唾液検査と血液検査の比較
コルチゾールは副腎(腎臓の上に位置)で産生されるホルモンで、たんぱく質・糖・脂質の代謝、血圧維持、免疫系の調節など、健康維持に欠かせません。正常なコルチゾール値を保つことは、さまざまな疾患予防に重要です。
重要性
血液、唾液、尿の検体でコルチゾール濃度を測定し、ホルモン産生を評価します。特にクッシング症候群(過剰)やアジソン病(不足)の診断に利用されます。
時間的変動
コルチゾールは概日リズムに従い、朝に上昇し8時頃がピーク、夜になると低下し、深夜(0時)に最も低い値を示します。
検体採取方法
血液検査は腕の静脈から採血し、ラボで測定します。唾液検査は専用の綿チューブを2~3分噛み、採取した唾液をプラスチック容器に入れて送ります。
メリット(唾液検査)
唾液採取は非侵襲的で手軽、採血時のストレスが不要です。ストレスは一時的にコルチゾールを上昇させるため、唾液検査はより正確な基礎値を得やすいとされています。
留意点
妊娠、感情的ストレス、特定の薬剤、肥満、感染症などはコルチゾールを上昇させます。一方、甲状腺機能低下症やステロイド投与は低下させることがあります。検査結果はこれらの要因を考慮して解釈する必要があります。
専門家の見解
近年、医師はクッシング症候群の診断に唾液コルチゾール測定を積極的に活用しています。日中の複数時点で簡便に採取でき、時間帯ごとの変動を比較しやすい点が評価されています。
