女性のテストステロンが高いときの影響と対処法
卵巣と副腎は、血液中に少量のテストステロンを自然に分泌します。女性のテストステロンは20代で最高値に達し、その後徐々に減少します。しかし、テストステロンが過剰になると、身体的・精神的に望ましくない症状が現れることがあります。
女性における正常なテストステロン値
テストステロンは男性ホルモン(アンドロゲン)ですが、女性の卵巣機能、骨密度、そして場合によっては性的行動にも関与しています。リビドー(性欲)への影響は示唆されていますが、明確な結論は出ていません。
月経とテストステロン
テストステロンが過剰に産生されると、月経周期が乱れ、不規則月経や無月経(月経が来ない)を引き起こすことがあります。
身体的症状
- 前頭部の脱毛や体毛・顔毛の増加
- にきびの悪化
- 筋肉量の増加
- 声が低くなる
- 陰核の肥大化
更年期とホルモン補充療法
更年期に入るとテストステロン値は低下し、リビドー低下と関連することがあります。テストステロン補充療法は閉経後の性機能改善に効果が期待されますが、乳癌や子宮癌の既往がある女性には推奨されません。また、心血管系や肝臓の疾患リスクが高まる可能性があります。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
PCOSは閉経前女性の6〜10%に見られる内分泌疾患で、テストステロンが高い状態と関連しています。主な症状は不妊、肥満、にきび、過剰な体毛・顔毛、脱毛、月経不順です。
適切な診断と医師の指導のもと、ホルモンバランスを管理することが重要です。
