プロゲステロン(ナチュラル)と処方薬の比較

女性は年齢を重ね、出産期を過ぎるとエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンが減少し、バランスが崩れがちです。従来の合成ホルモン(プロゲステロン製剤)は近年批判もあり、自然由来のバイオアイデンティカル(同一構造)プロゲステロンへの関心が高まっています。

エストロゲン優位(Estrogen Dominance)

更年期の症状はかつてエストロゲン低下だけが原因と考えられていましたが、現在はエストロゲンが低くてもプロゲステロンがさらに低いケースが多く、両者のバランス調整が重要とされています。

入手可能性

  • バイオアイデンティカルプロゲステロンは、店頭販売のクリームや薬剤師が調剤した個別製剤として入手できます。合成プロゲステロン(プロゲスチン)は処方箋が必要です。

投与方法

  • バイオアイデンティカルは経皮的に塗布するクリームで使用します。プロゲスチンは経口投与が主流です。

効果

  • クリーム状のプロゲステロンは体内で代謝され、ホルモンバランスを整え、過多月経、脱毛、脂肪蓄積などの症状を緩和します。プロゲスチンも更年期症状の緩和に有効で、動物由来エストロゲンと併用されることが多いです。

留意点

  • バイオアイデンティカルは植物由来で、現在のところ重大な副作用は報告されていません。一方、合成プロゲスチンは片頭痛、むくみ、乳房の圧痛、うつ症状などの副作用が報告されています。2003年の『Lancet』掲載論文では、長期使用が乳がんリスク増加と関連付けられています。

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