トランス男性に対するテストステロン療法の影響

多くのトランス男性(女性から男性へのトランスセクシャル)は、性別適合の一環としてテストステロン療法を選択します。テストステロン投与により男性化が進み、体毛や声質、筋肉量などが変化します。すべてのトランス男性がテストステロンを使用するわけではなく、他のホルモン療法や手術を併用する人もいます。

体毛とひげ

  • テストステロン療法により、腕・脚・胸・腹部・背中の体毛が増加します。また、男性型脱毛症が現れ、ひげや口ひげが生えてきます。Vancouver Coastal Healthの報告によれば、体毛は最初に増え、ひげや脱毛は治療開始から1年以上経過してから現れることが多いです。

性器への影響

  • テストステロンはクリトリスを拡大させ、最終的に月経は停止します。Vancouver Coastal Healthでは、クリトリスは1〜3cmに拡大し、月経は開始後1〜6か月で止まるとされています。

その他の変化

  • 声が低くなる、筋肉量が増える、体脂肪が腹部へ再分配される、皮脂分泌が増えてにきびができやすくなる、赤血球数が増加しコレステロールが悪化する、体臭が変化する、皮膚がざらつく、性欲が増加するなど、様々な変化が報告されています。

    一部の変化は治療停止後も不可逆的です。特に声の低下や男性型脱毛は戻りません。一方、クリトリスの拡大や体毛の増加は治療停止後に部分的に元に戻る可能性がありますが、月経は再開し、皮膚の変化は改善されます。

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