低血糖改善のための炭水化物20g以下ダイエット
低血糖と診断された方は、血糖値が急激に下がるエピソードを減らすための食事法を探しています。栄養士の中には、1日あたり炭水化物を20g以下に制限する食事を推奨する人もいます。低GI食品を中心に摂取すれば、低血糖の発作を抑えることが期待できます。また、炭水化物を極力控えることで体重減少が促進され、2型糖尿病などの併発リスクを低減する効果もあります。本稿では、低血糖対策に有効な炭水化物制限食の基本を解説します。
たんぱく質
炭水化物ゼロ食では、1日のエネルギーの大部分をたんぱく質から摂取します。牛肉、鶏肉、豚肉、魚はほぼ炭水化物を含みません。調理法は焼く、グリル、ソテー、フライなど自由に選べます。チーズや卵もたんぱく質源ですが、少量の炭水化物が含まれるため、適量(例:肉にチーズを溶かす、卵とチーズのオムレツ)であれば問題ありません。
野菜
多くの野菜は炭水化物が非常に少なく、ビタミンやミネラルを豊富に含みます。レタス、ブロッコリー、セロリ、カリフラワー、きゅうりなどは、食事全体の炭水化物量を抑えるのに最適です。サラダはクルトンや高糖質のドレッシングを除けば、ほぼ炭水化物ゼロの食事になります。ブルーチーズやシーザー系のドレッシングは炭水化物が少ないのでおすすめです。肉や魚に野菜を添えることで、バラエティ豊かな低炭水化物食が実現します。なお、にんじん、ジャガイモ、トウモロコシ、かぼちゃなどのデンプン質が多い野菜は避けましょう。
代替食品
パン、シリアル、果物、デザートは炭水化物が多いため、原則として避けます。代わりに、市販の低炭水化物パンやトルティーヤを少量利用すれば、1日20gの上限を守りながら食事の幅を広げられます。果物は糖質が高く、基本的に摂取しません。甘味が欲しいときは、人工甘味料を使用した低炭水化物アイスクリームやチョコレートバー、チーズケーキなどを選ぶとよいでしょう。
まとめ
炭水化物を極力制限する食事はハードに感じられますが、体重減少によって低血糖エピソードが減少するという報告が多数あります。多くの方は、開始後最初の2週間が最も苦しいと感じますが、その後は炭水化物への欲求が自然と減少します。1日20gの炭水化物制限を守りつつ、たんぱく質と低糖質野菜中心の食事を続けることで、比較的取り組みやすいダイエットが実現します。食事内容に大きな変更を加える前や、既存の疾患がある場合は必ず医師に相談してください。
