グリコサミノグリカン(GAG)とは?

グリコサミノグリカン(GAG)とは

グリコサミノグリカン(GAG)は、動物組織の細胞外マトリックスに存在する、長く分岐のない多糖類の総称です。ヘキソサミン(例:N‑アセチルグルコサミン、N‑アセチルガラクトサミン)とウロン酸(例:グルクロン酸、イデルロン酸)からなる二糖単位が繰り返し結合した構造を持ちます。非常に親水性が高く大量の水分を保持できるため、細胞外マトリックスに弾力性とクッション性を与えます。また、細胞シグナル伝達、分化、接着などにも重要な役割を果たします。

主なGAGの種類と機能

  • ヒアルロン酸:全組織に最も多く存在し、細胞間の液体空間を形成し、構造的支えを提供します。
  • コンドロイチン硫酸:軟骨や結合組織に多く、組織の構造維持と圧縮抵抗に寄与します。
  • デラマン硫酸:皮膚、腱、血管に存在し、細胞シグナルや分化に関与します。
  • ヘパラン硫酸:細胞膜と細胞外マトリックスに分布し、細胞接着、成長因子結合、血液凝固に関与します。
  • ケラタン硫酸:角膜など眼組織に含まれ、脱水や損傷から眼を保護します。

GAGは動物組織の正常な機能に不可欠で、構造支持、クッション機能、シグナル伝達を担います。合成や分解のバランスが崩れると、関節炎、骨粗鬆症、がんなどさまざまな疾患の原因となります。

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