カンジダ・ダブリニエンシスの治療
カンジダ・ダブリニエンシスとは
カンジダ・ダブリニエンシスは、カンジダ・アルビカンスと非常に似た酵母感染症です。1995年に初めて同定され、それ以前はすべてカンジダ・アルビカンスと診断されていました。欧州では約2%、米国では約1.5%のカンジダ感染が実はダブリニエンシスであることが判明しています。免疫力が低下した患者、特にHIV感染者や化学療法中の患者に多く見られます。DNA配列が異なり、42℃で増殖しない点が診断のポイントです。
カンジダ・ダブリニエンシスの治療法
第一選択薬はフルコナゾールです。しかし、ダブリニエンシスはフルコナゾールに対して迅速に耐性を獲得することが報告されています。高用量投与で効果が得られるケースもありますが、効果が不十分な場合はアムホテリシンBやイトラコナゾールといった他の抗真菌薬に切り替えます。さらに、口腔内の清潔を保つこと、塩水でうがいを行うこと、砂糖や酵母を多く含む食品を控えることも有効です。
医師との連携
免疫抑制状態の患者にとってカンジダ感染は重篤化しやすいため、口内に痛みを伴う白い潰瘍や味覚異常、口の乾燥感などの症状が出たら速やかに医師に相談してください。併用薬との相互作用や肝機能障害のリスクがあるため、治療中は血液検査で肝機能をモニタリングすることが推奨されます。
