線維筋痛症の主な兆候と症状とは?

圧痛点(Tender Points)

線維筋痛症患者は、身体の特定部位に強い圧力を加えると痛みを感じやすい「圧痛点」が多数存在します。代表的な部位は、背中の中部、後頭部、上胸部、外側の肘、股関節の側面、内側の膝、上部の臀部、首の前側です。これらの圧痛点は、慢性疲労症候群とは区別される重要な診断基準です。

睡眠障害

線維筋痛症患者の多くは睡眠の質が低下し、α波が優位になる「α-EEG」状態が見られます。睡眠中に脳が頻繁に覚醒し、十分な休息が得られないため、目覚めたときに疲労感が残ります。また、睡眠時無呼吸症候群を併発するケースも多く、呼吸が数秒から数分止まることがありますが、本人は気付かないことがほとんどです。

頭痛

線維筋痛症患者は、片頭痛と緊張性頭痛の二種類の頭痛を経験しやすいです。片頭痛は、発作前に不安や抑うつ感が現れ、続いて吐き気、めまい、光過敏、眼痛が起こります。古典的な片頭痛は、二重視や閃光、視覚の歪みを伴い、数時間から数日続くことがあります。緊張性頭痛は頭部の左右どちらかに圧痛が生じ、数時間続くことが多いです。

疲労感

単なる疲れとは異なる強い倦怠感が特徴で、ベッドに横たわっている時間が長くなるほど筋肉痛が悪化します。疲労は症状を増幅させ、日常生活に支障を来すため、適度な活動と休息のバランスが重要です。

うつ症状

慢性的な痛みと疲労により、うつ状態が併発しやすくなります。医療機関でも線維筋痛症の認識が十分でないことが多く、経験豊富な医師を探すことが治療の鍵となります。

その他の症状

不安感、筋肉の痙攣、胸痛、尿路症状、鼻炎、筋硬直、化学物質過敏、消化不良、筋膜痛、体重増加、記憶力低下など、多様な症状が報告されています。すべてが同時に現れるわけではありませんが、症状を正確に記録し、適切な対策を講じることが大切です。

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