レプトスピラ症(ウェイル病)の診断方法
レプトスピラ症(ウェイル病)は、レプトスピラ属の細菌が原因で起こる感染症です。主に感染動物の尿から人に感染し、ヒト同士の感染はほとんど報告されていません。世界中で見られますが、特に動物と接する仕事や野外活動が多い人にリスクが高いです。
診断手順
- 初期症状の確認
感染しても症状が出ない人もいますが、症状が出た場合は入院が必要になることがあります。潜伏期間は曝露後2日から4週間で、寒気、高熱、激しい頭痛、筋肉痛、嘔吐が主な症状です。黄疸や眼の充血、腹痛、下痢、発疹が伴うこともあります。 - 二次症状のリスク評価
治療せずに放置すると、呼吸困難、腎障害、肝不全、髄膜炎などの重篤な症状(第二期)に移行します。稀に致命的になることもあります。治療を受ければ症状は3日から3週間で改善しますが、治療しない場合は回復まで数か月かかることがあります。 - 基礎検査の実施
血液検査で白血球数が1万人未満であることが多く、尿検査に異常が認められます。 - 血液検査結果の評価
クレアチンキナーゼ(CK)が正常上限を超えている患者は約50%、肝酵素(AST・ALT)の軽度から中等度の上昇は40〜50%で見られます。 - 抗体検査で確定診断
血清中のレプトスピラ抗体を測定し、陽性反応があれば診断が確定します。
