川崎病の診断手順
川崎病は、子どもの小・中等径の動脈、特に心臓に血液を供給する冠動脈に炎症を起こす疾患です。皮膚、リンパ節、口・鼻・喉の粘膜にも症状が現れます。特異的な検査はありませんが、以下の臨床所見や検査で診断が行われます。
典型的な症状
- 5日以上続く高熱
- 体幹部の発疹
- 手足の皮膚がむくんで剥がれる
- 首や顎のリンパ節腫脹
- 口腔粘膜の赤み、いちご舌、結膜充血
尿検査
尿中のタンパク質やその他の異常を調べます。蛋白尿は腎臓疾患や全身性エリテマトーデス、心不全などの鑑別に有用で、川崎病の除外診断に役立ちます。
血液検査
全血球計算(CBC)で赤血球・白血球数、ヘモグロビン濃度、赤血球容積などを測定します。炎症反応や貧血の所見は川崎病の可能性を示唆します。
心エコー(超音波検査)
心臓の超音波画像を取得し、冠動脈の拡張や心筋の炎症・損傷の有無を評価します。川崎病は冠動脈炎を起こすため、エコーは重要な診断ツールです。
心電図
心臓の電気活動を記録し、異常波形が認められれば心筋炎や冠動脈の障害が疑われます。検査は痛みがなく、簡便に実施できます。
