抗原・抗体反応を検出する血液検査とは

血清学的検査とは

血清学的検査(serological test)は、血液中に存在する抗体を測定する検査です。抗体は、ウイルスや細菌などの抗原が体内に侵入した際に免疫系が産生するタンパク質で、抗原に結合して排除を助けます。

主な診断対象

  • HIV(ヒト免疫不全ウイルス)
  • B型肝炎
  • C型肝炎
  • 梅毒
  • 風疹
  • 麻疹
  • 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
  • 水痘

免疫の有無の判定

特定の疾患に対する抗体が検出できれば、過去に感染したかワクチン接種を受けたかが分かります。例えば、麻疹の血清学的検査で抗体が陽性であれば、予防接種歴がなくても免疫があると判断できます。

検査結果の見方

検査は血液サンプルを採取し、抗体の有無を測定します。結果は「陽性」「陰性」「不確定」の3種類に分類されます。

  • 陽性:対象抗原に対する抗体が存在し、感染またはワクチン接種の履歴があることを示す。
  • 陰性:抗体が検出されず、感染やワクチン接種がないことを示す。
  • 不確定:結果がはっきりせず、追加の検査や再検査が必要。

検査の意義

血清学的検査は比較的簡便で、感染症の診断や予防接種後の免疫確認に有用です。正確な結果により、適切な治療や公衆衛生対策が可能になります。

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