大学生が注意すべき髄膜炎のリスクと予防
感染症としての特徴
髄膜炎は脳と脊髄を覆う髄膜に起こる感染症で、ウイルスまたは細菌が原因です。感染力が強く、特に寮生活を送る大学生は罹患リスクが高いとされています(米CDC)。
感染経路
主に唾液を介した密接な接触で細菌が拡がります。以下の行為がリスクとなります。
- 水筒や食器、タバコの共有
- キスや顔を近づけた会話
- 感染者のくしゃみや咳に近距離でさらわれること
細菌性とウイルス性の違い
ウイルス性髄膜炎は比較的軽症で治療しやすいのに対し、細菌性は重症化しやすく、聴覚障害や学習障害、永久的な脳損傷を引き起こす恐れがあります。
主な症状
以下の症状が同時に現れることもありますが、すべてが出るわけではありません。
- 倦怠感・眠気
- 頭痛・高熱
- 痙攣
- 光過敏
- 首のこり(項部硬直)
- 嘔吐
リスク要因
寮という閉鎖的な環境と、唾液のやり取り、受動喫煙、飲酒といった行動が、同年代の大学に通わない若者に比べて罹患リスクを高めます。
予防策と法的義務
マサチューセッツ州など多くの州では、寮に入居する全ての全日制学生に髄膜炎ワクチン接種を義務付けています。ワクチン接種は感染防止の最も確実な方法です。
