SARSの兆候と症状
SARS(重症急性呼吸器症候群)は、感染力の高い呼吸器感染症で、様々な症状が現れます。2003年に世界保健機関が報告した全球的な流行では、約8,000人が感染し、800人が死亡しました。
症状の種類
- 発熱、悪寒、震え、筋肉痛、乾いた咳、頭痛などが一般的です。
- 下痢、めまい、喉の痛み、鼻水、吐き気・嘔吐などの症状が出ることもあります。
特徴
SARSの発熱は特に顕著で、通常は摂氏38度以上(華氏100.4°F)です(米国国立医学図書館)。
発症までの期間
ウイルスに曝露してから症状が現れるまで、通常2日から10日です。発熱後2日から7日で乾いた咳が出始めます(メイヨークリニック)。
診断所見
胸部X線検査では肺炎の所見(肺に液体がたまるなど)が見られ、血液検査でSARSウイルスに対する抗体が検出されます。鼻分泌物の検査ではウイルスDNAが確認されます(世界保健機関)。
合併症
患者の10〜20%で重篤な呼吸器感染症に進行し、呼吸困難を引き起こします。また、心不全や肝不全が起こり、下肢のむくみや皮膚・眼球の黄疸が見られることがあります(メイヨークリニック)。
