マラリアが子どもの成長と発達に与える影響

世界保健機関(WHO)によると、世界人口の約20%がマラリアに感染しており、主に発展途上国に集中しています。感染した子どもは成長や発達に障害をきたすことがあります。

原因

マラリアはプラスモジウム属の原虫が原因の血液寄生虫疾患です。ハマダラカに刺されることで血流に侵入し、赤血球内で増殖しながら破壊します。

子どもへの影響

子どもは母親から出生時や胎内で感染することがあります。また、蚊に刺されても感染します。寄生虫が赤血球を破壊するため、貧血や慢性熱が起こり、脳に達すると神経症状が現れます。

貧血

貧血は血液量が正常より低下した状態で、酸素や栄養素の供給が不足します。その結果、疲労や栄養不良が生じ、子どもの成長や臓器の発達が阻害されます。

脳への影響

脳にマラリア原虫が侵入した子どもは、感染中だけでなく回復後も行動・知能に障害が残ります。言語理解やバランス・協調運動の障害、さらには生涯にわたる痙攣発作を伴うことがあります。

予防と治療

国連は、マラリアが深刻な地域で蚊帳や殺虫剤を用いた蚊刺咬防止と、抗マラリア薬による治療を中心とした複数のプログラムを実施しています。

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